映画版『ワイルドセブン』を見に行ってたんですけどもさあ……④ 褒めの前にセカイを語る

前回のラストで「次は褒めます!!」的なことを書いたんですけど、個人的にこの映画を褒めるってほぼほぼセカイについて語るってことなしずこ ( @cigarillolover ) です!!

んで、書いてるうちにどんどん脱線してきたので思い切って独立させちゃいましたが、このまた次の更新でもおそらくセカイの話をします。

ヤバイ。久しぶりに「感想っていうより妄想だよね」タグが火を噴くぜ……!?

 

 


残念ながら7人全員はたたせきれなかったキャラクター、それでもB.B.Q.とヘボピーのおばかさんコンビはかわいかったですね!! という導入なのに結局セカイの話になりますゴメンね!!

いや、B.B.Q.とヘボピーはエスカレーター逆送とかもよかったけど、突入時に単独行動を取ろうとするセカイに向かって「セカイ、死んじゃうよ!!」とか言ってしまう、その単純さがすごくいいんですよ。かわいい。ひょっとしたら、この映画の中で一番好きなセリフかもしれません。

だいたいですね、死地に向かう人間に「死んじゃうよ!!」って止めますか、普通!! 涙ながらに止める女性とかなら「行けば死んでしまうわ……!!」って言うかもしれませんけど、あのタイミングで同等の仲間から、「死んじゃうよ!!」ってクッソ単純なせりふ……!! たまらなく……いい……!!

あまりにも直球で、その語彙力のなさがとってもいいし、そのおかげでグンっとキャラがたったのもいいし、それに「もし、彼らがもっと言葉を知っていたとしても、きっとあの場面ではそうとしか言えなかったろう」っていう感じもまた、イイんですよね!!

 

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これ、印象が強すぎてまた「感想って言うより妄想だよねモード」に入ってる感は否めませんけど。

「詳しい事情はわからないけれど、たった今切り抜けてきた死地に仲間が戻ろうとしている。きっとなにを言っても彼は戻っていってしまうだろう。止められない。」というひとつの事実。

それに対して「だけどこのまま行かせてしまえば彼は確実に命を落とすだろう。」というもうひとつの事実。

その両方が一瞬でわかるからこそ「黙っては行かせられない。」のであって、あれは空気読んでいないとか思慮が浅いとか、そういう話ではないと思っているんですよ。

それと同時に、「そこに止めるための説得力なんかはまったくないのだけれど、それでもその言葉が飛び出てしまった」という時点で、彼らが「ただ単に寄せ集められた、ワイルドセブンという名の便宜上ひとかたまり」以上のものである感じがぎゅっとつまってて、すごくイイわけですよ!!

あそこで「セカイ……」までしか言えなかったとしてもそれはそれで伝わるものがあるんですけれども、「死んじゃうよ」ってダイレクトな言葉を使ってしまうところが、いろいろなことを感じさせてくれるので、とっても好きなシーンです。ほんの一瞬ですけどね。

 

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ただ、ここだけに限らずちょっと惜しかったなあと思うのが、ワイルドセブン内の若い子を、このほんのワンセンテンスでピュッっと立たせることができたのだから、対比としてオヤブンもたてられたんじゃないの……? ってところなんですよね……。

あのメンツの中で、宇梶剛士さんのビジュアルって結構目立つんですよ。ほかの方がつるっと若い感じだから、年長者感がありありと出てるんですね。でも、存在感があるのに、シナリオ上ただそこにいるだけなんですよ……。ワイルドセブンって7人いるからとりあえず、頭数として足しとくか、って感じに。それはオヤブンに限らずですけど。

 

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って、このオヤブンについての言及をここでいきなりするのには理由がありましてね。

この、「セカイ、死んじゃうよ」のところに限らず、悪く言うとセカイが自己完結しちゃってるんですよね……これほんとに悪い言い方ですけど……。もともと、そんなに仲良しこよしをするメンツではありませんけど、それにしたって……。

もちろん、だからこそカッコイイ仕上がりになっているんですよ? 仲間にもなにも言わずに、ワイルドセブンとしての本懐を遂げるでもなく途中離脱になること……もっと言えばかなりの確率で死ぬであろうことをわかっていてそれでも、抜けてきたばかりの死地に向かう、すごいかっこいいですよ?

でもなんか、主役でもねえのにすんげえかっこよすぎないですか? なんかもう、シナリオ的にワイルドツーでもワイルドスリーでも成立しちゃってないですか? なんでそこに、同じくらいの、場合によってはビジュアル的にセカイよりも年長者っぽく見えるキャラクター&キャストを配置しておいて、そいつがだんまりなのかって話なわけですよ。

 

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で、ここまでさんざん言っちゃってるけどオヤブンなんかここでセリフありました……? 無言ではなかったかもしれないんですけれど、まあ少なくとも印象に残るような発言は特になかったと思うんですが、今手元にメディアがないのよね……。

もちろん、命が1か0かになってしまう瀬戸際の判断を他人に任せるっていうのはないでしょうし、セカイ自身は早い段階で決断していたとしても、その判断を後押しするなり、若い子たちもぐっと黙ってセカイを見送ってしまうような一言で場を収めるなり、それどころかストーリーの展開途中で「親子」っていう話についてセカイのフォローするなりってオヤブンくらいの年長者キャラならかなりできそうだと思うんだよなあ……。

現状だと、ワイルドセブンにとってセカイは必要だったかもしれないけど、セカイにとってのワイルドセブンってなんだったの……? っていう、ひょっとして彼にとってはなんでもないものだったの……? というようなうがった見方もできてしまうじゃないですか。だからこそ、残されたワイルドセブンのメンツの誰かが、あの場でセカイの心を揺らすなり楽にしてやるなりしてやってもよかったんじゃないの、で、それができそうだったのはオヤブンだったんじゃないの、って思うわけです。

映画的に、というかシナリオ的には本来でしたら、飛葉ちゃんができるといいんでしょうけど、瑛太さんの飛葉ちゃんだとそこまでできるだけの経験値がなさそうだな、とは思いますが。

 

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というわけで、かなりもったいなかったんじゃないかしらっていうのは今更じわじわ思います。それならいっそ、オヤブンじゃない感じのキャラクターを配置して、現在のワイルドセブンの中で最年長者はセカイって話にしておいたってよかったよね。

……ちょっと見たいなそれ。比較的若いメンツしかいないワイルドセブンの中で、ただひとり年長者のセカイがいて、メインのリーダーではないけどかかせない存在、とかみたいなポジションの……。血気盛んな若いやつらと草波さんの間に入れるようなくらいの経験がある……。見たくない……?

ところでなんでわたしこんなにワイルドセブン語ってるの……? そんなにヒゲメガネ好きなの……?

 

 

 

 

 

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