過去イベ発掘 ロウドクノチカラ 伊坂幸太郎 魔王 於ラゾーナ川崎プラザソル ②

引き続きロウドクノチカラさんの『伊坂幸太郎 魔王』於ラゾーナ川崎プラザソル、2014年5月31日(土)昼の回の感想ですヨー!! 相変わらずこの日の自分が羨ましい気分が抜けないしずこ ( @cigarillolover ) です!!

しかし手帳をもう1度無くしたいわけではない。決してそっちではない。

 

 

さてさてこちらの「ロウドクノチカラ」さん、一般的な朗読劇のスタイルではなく「ドラマティックリーディング」をウリとしております。生演奏付きの演出、声の演者とは別に画面後部に登場するシルエットとしての役者、そして壁面に映し出されるイメージ映像の数々……。

というわけで、お膳立てたっぷりの豪華なつくりなのですが、ごめんなさい個人的には「朗読劇」としてこれは求めてないなあ……っていう感じでした……。

以前も「どの朗読劇」っていうのじゃなくて、「朗読劇そのもの」について触れたことがあるのですが、普通に読書体験を楽しめる下地があれば、一切ビジュアルがなくても音楽がなくても勝手に一体化して楽しめるものだ……と思っているので……。

最初、そういう楽しみを求めたままだったのでちょっと面食らいましたがおそらく劇団からしてみれば「ウチの演劇見に来てなにそこに面食らってんの?」っていう話だと思いますネ。いやあ「誰が出るか」が判明したらそのままチケット買って、事前情報はまったく追わないし劇団についても調べないタイプの観客なんですスミマセン……。

 

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まあ、個人的な好みではなかったというだけで、「あ、こういう感じなんだ」と思ったあとはそのまま楽しませていただきました。「朗読劇はきらいじゃないけど単調に感じてしまう」とか「ビジュアルがあったほうが……」という方にとってはこれ以上なく楽しめる形の演出ではないかな、と思います。

基本的に、壁に投影される映像は淡々としたイメージ映像なのですが、そのぶんそれに色がついていたりするとビックリするくらい印象的になり、ハッとさせられるところも多々ありました。

ただ……うん……もっといいたいことがあったはずなんだけど……じわじわと「このスタイルは自分にはあわなかったなあ」っていう気持ちが膨らんできちゃって、その他のことが押し出されていく……。

お声の演者さんは舞台の前方左右にあるマイクの前で演技をし、舞台の奥中心にはシルエットとしての登場人物がいて……要所要所では背景に変わるイメージ映像が印象的に使われていて……どうにも……こう、それらが「過保護」に感じてしまうんですよ……。

「ここでこういうふうにかんじてね!! ここでこういうふうにうけとってね!!」っていうのがわかりやすすぎて、それ以上の個人的な体験が降ってこない。それって結構もったいないことなんじゃないかなあ……。

 

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もちろん、組み立てられたお話をお芝居でさらに組み立てているものですし、演者さんがいて演出があって……ってなったら「意図がある」のは当たり前なんですけれども、バラエティの字幕のような……あとから言葉にするとそんなお仕着せ感が自分には感じられてしまった……。

実際の観劇中はここまではっきり言葉として思ったわけではありませんが、その時の気持を改めて言葉にするとこういう感じかな、と思います。

あとは、生演奏の生音に関してもちょっと多用し過ぎかな? とうるさく感じたり、印象が逆に薄れてしまったところもあったので、いろいろな技術やセンスがあるぶん、こちらが手を差し込む隙がない仕上がりになってしまったのはちょっともったいないなあ……。

勝手なことを言っている自覚はあるのですが、この演出方法の一部でも手放すか、もう少し頻度を下げるかしてつくられた舞台を拝見してみたい気がします。

 

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CAST

犬養 大塚明夫(声の出演)
安藤 西村知泰
潤也 佐々木大介
詩織 橋本真実
蜜代 能世あんな
満智子 阿依あい
語り 松井みどり 津田匠子 伊藤彩
近藤大介
北村真一郎
四方健登

MUSIC

パーカッション 松岡健
ベース 河野誠志
唄 Moe
ピアノ しんき

 

 

 

 

 

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