『GAMBA ガンバと仲間たち』、思っていたよりもよかったよォォォ!!

ちょっと遅くなったけれど、『GAMBA ガンバと仲間たち』見てきたら思っていた以上にヨカッタヨオオオ!! という叫びの、それでも初回の感想では気になったところばっかりですスミマセン的なしずこ ( @cigarillolover ) です!!

ストーリーラインをがっつり書いているわけではありませんが、ちょいちょいネタバレのある感想です。どちらかというと、「75年のガンバと仲間たちを見たことがあって、それが結構好きな人」に向けて書いている感想になります。

これからまったくの初見で『GAMBA』をご覧になる方向けではありませんので、その点はご注意ください。

 

 

わたしはこのリメイクを知ったのが遅くて、2015年の8月くらいだったので、「あああと2ヶ月か、それまでに1975ガンバや原作について触れられればいいな!!」と思っていたのですが……。GAMBA公式サイトのキャンペーンページに無残にも時間とメールアドレスを収集されたあとは、すっかりその気もなくなっておりました。あれほんとになんだったの?

で、気づいたらもう上映期間になっていたわけで、これはやっぱり見てからモノを言いたいなと。75ガンバについて触れるにしても、原作について触れるにしても、『GAMBA』を見てからにしたいなと。いうわけで、おとなしくバルト9に行ってきたのでした。

 

……ってこう書いていると、「ガンバのリメイクそんなに嫌だったの?」って印象しかないかと思いますが、そうでもないんです。純粋に楽しみにもしていたんです。ヨイショが大塚さんですし……!!

 

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そして、見た感想は「後半がすっごい面白い!! 取捨選択もいいし、アレンジされた部分もすごくよくなってる!! クライマックスとラストもとってもいい!!」という感じで、事前に勝手にもやもやしたのが全部吹き飛ぶくらいには楽しめました!!

ただやはり、キャラクターの弱さや子供向け特有の動機付けの弱さなども感じられましたし、大人に手放しでおすすめできるかと言われたら、そりゃ少し迷います。でも、それらの気になる点があったとしても、後半の盛り返しはとてもすばらしかった。

 

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まあ、75ガンバと比べてしまうところっていうのもいろいろあるのですが、基本的に別物。そして「ガンバ」という物語に対して、という点では、むしろ75ガンバより忠実で、真摯であったようにも思います。

これ、75ガンバと比べたりしながら話しちゃってもいいのかなあ……。

自分の中では「原作のここがすごく好きでここがかなり嫌い」とか「75ガンバのここがすごく好きでここがかなり嫌い」とかがあって、『ガンバ』の物語に対してもともといろんな感情がありすぎなんですよ。

なのでそういうのをがんばって取っ払って書くべきか、それともそういう順番で見た自分のことは変えようがないので、そのまま書くべきか……。

 

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まず気になってしまったのは、「これネズミである必要がねえな」ってところでした。こういうと端折り過ぎだし悪意のある感じに聞こえそうですが、なんというか「揃いのベリーダンス風衣装を着た雌ネズミ」とか、「その雌ネズミをそばに侍らせているヨイショ」とかを筆頭に、生々しく人間に近すぎるんですよ今回。

本来、ガンバに限らず「擬人化した動物世界」を描くときって、その動物の方に視点を合わせるものだと思っているんですね。そして、その世界をわかりやすくするために、視聴者・読者が感情移入しやすくするために、人間に近づける、その程度でいい、と思うんです。

でも、今回の『GAMBA』だと、ネズミをほとんど人間にしてしまっているから、違和感があるんですよね……。ネズミを描くのに、人間に近づけてるっていうより、もう、人間社会を直接描いてしまってる。それがちょっともったいないな、というふうに思います。

 

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あとは、カメラワーク……というか演出……というか間……というか。

タメがあってほしいシーンがスッスと進んでしまうわりに、戦闘シーンの途中などでスローカメラのような演出が入るので、それが「求めている臨場感とはちょっと違うな」という印象になりました。ためるのそこじゃなくない……? という……。

3Dで見せたいシーン、3Dを見せたいシーンはたっぷりタメてくるのですが、本来必要な芝居の間っていうところをあんまり取れてない。その関係で、とても簡単なお話になってしまった印象が、途中まではありました。

 

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あとは、うえでも書きました「子供向けアニメにありがちな、動機付けの弱さ」。すごく困難なことにアッサリ立ち向かおうとする主人公……はまだいいんですよ。勇気があるとか無鉄砲だとか世間知らずだとかいろいろありますし、それがキャラクターづけになっていたりもしますし。

けど、まあその世間知らずな主人公の無鉄砲さを、敢えて勇気だと表現したとして、「その勇気を出せなかった人が、立ち向かえるようになる」っていうトリガーは、もっとしっかり書かれてしかるべきだと思うのです。むずかしいけどね。

 

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あと、もったいないな~と思ったのは、イカサマ。

イカサマはなんのためにいたのかな? というくらいの影の薄さでした。ガンバとマンプク、ヨイショとガクシャ、というような関係として、イカサマとボーボでバランスを取ったような感じ……まあ原作を知っていると、これ、別にそんなにおかしな組み合わせでもないのですが、ちょっと、あれだけ意味深なような渋~いキャラクターを作っておいて、あんまり活かせてないな~というのは気になりました。

気になったのはこのへんかなあ……個人的にはツブリが雌だったのも少し気になりましたが……。

 

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こんな感じで、物語としてかなり後半になってくるまでは「ちょいちょい気になる点があるな~」とは思うのですよ。でも、ボーボとマンプクがちゃんとキャラが分かれていたり、ヨイショがきちんと最初から大人だったり、冗長だったアレがなくなっていたりでも個人的に重要だと思っているソレは入れてくれていたり、でもでもソレを入れるならあのセリフもほしかったのにとかナントカカントカ……!! っていう部分は、また明日にでも書こうと思います!!

 

 

 

 

 

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