ハマコクラブキヨコクラブ満15周年記念第16回公演『オチの後で』アフタートーク

ハマコクラブキヨコクラブ満15周年記念第16回公演『オチの後で ~変な人ほどせつないなんて~』於シアター風姿花伝の千秋楽、アフタートークのレポートです!!

自分の手元のメモとたよりない記憶による書き起こしですので、発言はこのとおりというわけではなく、また記憶違いなどもあるかと思われますので、「ああだいたいこんなことをお話されたんだな」という雰囲気の確認程度に50歳記憶力限界説の天丼をお楽しみください。

※語順、語尾、語彙などは再現しきれず、実際にお話しされたのと異なる部分が多々あります。

※ハマキヨさんはテンポよくポンポン! と話してくださるので、このお二人の発言がくっついたり入れ替わったりしている可能性もあります……。

 

 

ハマキヨさんが先に登場、ご挨拶のあと池田政之さん登場。

・出囃子ないの? 明夫ちゃん出てくるときは出囃子かけてあげてよ(池田さん)

出囃子にのって、紹介された大塚明夫さんが登場。ちなみに大塚さん、座りが悪かったのかこまめに正座→胡坐→跪座→正座と座り方を変えていらして、しずこは「ああ……足長っげぇもんな……」って思いながらガン見しておりました。くずすときはひとこと断ってからくずしてらしたよ。

・今日客席からご覧になっていてどうでしたか?(清河さん)
・泣いてしまいました。<ちょっと結末に触れるので一部割愛> 僕が出ない方が芝居がこうキュっと……(大塚さん)
・(それを否定しながら)本当は大塚さんにもオファーをかけたんですが、わずか1日のタッチの差で先約ができてしまったんですよね※1(清河さん)
・(池田さんに)大塚さんが出ていたら、どんな噺家になってましたか?(清河さん)
・それは決まってから考える!!(池田さん)

※1 大塚さんは9/24~27まで『水島裕プロデュースVOL.4「笑う朗読」~日本初!(おそらくですが)大笑いする朗読です~』に出演されておりました

 

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・もうご存知の方も多いだろうけれど、ハマキヨは毎年何か芸能に関することをテーマにしているから、落語をテーマにすることはかなり初期から話があったんだよね。でも世間が落語ブームになったり落語ドラマができたりでそれにおもねっているとは思われたくなかったから、先延ばしになっていた。7年前に「もういいかな」ってやることにしたんだよ。(池田さん)
・今回の鹿政談も宿屋の富も池田先生がやってみせてくれたんだけど、1回しかやらないから1回で覚えろって(濱田さん)
・前の日に練習したもん。俺は関西の出身なんで上方落語でやるけど、そこは東京弁で構わないからって言ってね(池田さん)
・今回に限らず、基本的には先生がぜんぶ1回やってみせてくれるんで、なんでもいちばんうまいのは先生だっていうね(大塚さん)
・記憶力もすごくて、見たお芝居のセリフなんかも1回で全部覚えちゃう。で、なんでそんな覚えてるんですかって聞いたら「だって1回見たじゃん」って(濱田さん)
・でも40すぎたらそうでもなくなったし、50過ぎたらもう全然ダメ(池田さん)
・それでか俺!!(大塚さん)
・ほんとそうよ!! 俺ガラスの仮面読んで、主人公が1回見た劇のセリフを再現してみんなが驚いても全然驚けなかったけど、50過ぎたら「さっき何見てたっけ? 誰が出てたっけ?」ってなったもん(池田さん)

 

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・明夫さんはハマキヨに3本出て※2、いちばんしんどかったのはどれでした?(清河さん)
・それはやっぱり最初の1本でしょう。みんなができあがってるところに入って行ってどうしても異物感が拭えないというか。最近になってわたしもやっと家族になれたかな~と(大塚さん)
・『ひとり芝居をみんなで』と3票差ぐらいしかなかったんだけど、もしそっちに決まってたらどうしてたの?※3(池田さん)
・そうしたらもう先輩にスミマセンッ!! てするしかなかったですかね(大塚さん)

※2 第13回公演『たそがれの映画監督(2012)』第14回公演『プロデューサー(僕)はかく語りき(2013)』第15回公演『ひとり芝居をみんなで(2014)』

※3 今回の公演は過去作の中からアンケートを取り、1位の作品を再演する形のため

・でもしんどいってハマキヨで一番しんどいのは笑いをこらえることだよね(大塚さん)
・特に飛田さん関係がしんどい(清河さん)
・特に飛田さんがすべった時が笑いをこらえるのがツライ。スベってんのかよ!! って。今回飛田さんの登場シーン※4、初日はシーンとしちゃって役者はソデで爆笑してるっていう……(濱田さん)
・あのシーン、練習中って音響さんがいないから俺が音楽いじってたんだけど、消さないでどうするか見てやれって思ってたらどうにかしちゃったよね(池田さん)

※4 CDラジカセで出囃子をかけながら登場するのだけれど、CDを止めても止めても勝手になり続ける……という演出。千秋楽ではちゃんとウケてましたよ!!

 

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・あと、ハマキヨはもらった時は台本が薄いんだけど、稽古のときに「ここはこうするから」ってどんどん書き込んでいくからそれについてくのがツライ(大塚さん)
・余所でやるときはちゃんと厚い台本だよ(池田さん)
・いやそれ見たことないから(大塚さん)
・まあ余所への台本でも、自分が演出するときはやっぱり薄い。他の人にやってもらうときはキチンとしとかないといけないけど、自分は現場でつくるって考えがあるから(池田さん)
・今回の鹿政談を教えるところとか台本なかったからね!! (会場どよめき)(濱田さん)
・15少年漂流記※5のところもなかったよね(大塚さん)
・これどうすればいいんですかねって聞かれたから「キューピーさんでも置いといたらええんと違う」って(池田さん)
・あと「第三幕 いわゆるハマキヨでやる」とか。じゃあってんでそれで膨らましてやってたら「長すぎる!!」って怒られたりして(濱田さん)
・でも一回、大衆演劇がテーマのとき※6、じゃあ口だてでやってみようかってときは三日目に自分からギブアップしたよね、これもう無理です覚えきれませんって、一応次の日までに40Pぐらいは仕上げてったけどさ(池田さん)
・50過ぎてた?(大塚さん)
・過ぎてた……(池田さん)

※5 『ひとり芝居をみんなで』の劇中劇。ひとり芝居で15少年漂流記をどう演じたというのか……は劇団DVDでご確認いただくしかないかもしれない。いや答え言ってるけど。

※6 第10回公演『闇夜に花の咲くような(2009年)』

 

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・10月にケーブルテレビで明夫さんの吹き替え特集あるんですよね。みんなもう知ってるか(清河さん)
・特集っても3本続けてやるってだけだけどね(大塚さん)
・誰のやつですか?(清河さん)
・デンゼル・ワシントンと……(大塚さん)
・スティーブン・セガール?(池田さん)
・そうだスティーブン・セガール。あと……(大塚さん)
(間)
・出ないのかよ!!(濱田さん)
・50過ぎてますから(大塚さん)
(客席から)ドルフ・ラングレンです
・そうだ! ありがとうね(大塚さん)

・あれは相手の役者によって声を変えたりしてるんですか?(清河さん)
・変えてない。変えてるつもりはないんだけど、絵を見て出した声が、結果的に脳で調整されているのかも(大塚さん)
・元の役者さんの声にあわせたりもする?(清河さん)
・合わせるときと無視するときとあるかな。スティーブン・セガールなんかあの人は結構甲高い声をしてるんだよね。でも役者の体格なり映像なりを見て、この場に合う声っていうのを出す……簡単に言えば体の大きい人はよく響く声を出した方が絵になじむっていう(大塚さん)

・これお客さんの中に声優をめざしてるかたとかいらっしゃるんじゃないですか(清河さん)
・いないよ(断定)(大塚さん)
・いますよ絶対。この機会に明夫さんになにか質問したいことがあれば……(清河さん)
(客席から)
 本読んであきらめる決心がつきましたがどうでしょうか※7
・いいと思います。まあ本当に苦労するばっかりだから。そりゃあポーンと売れる人もいますけど、売れてもみんなと同じでいられるかっていったらそんなことはなくて、じゃあ売れたら今度は飽きられるってわけですよ。もともとおあしがそんなによくない業界なのに、飽きられて本数が減るって言ったら本当に厳しくなってきますよね。そこで今度は、飽きられないようにって工夫が必要になってくる。こうやって残っていくのが本当に大変。若い時の思い出づくりにならぜひどうぞ。(大塚さん)

※7 大塚明夫著『声優魂』の帯は「声優だけは、やめておけ」

 

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・お客さんの中に作家志望の方もいらっしゃると思うんですけど先生からは……(清河さん)
・俺はそれを聞かれたら正直に答えることにしてるんだけど、「結末まで書いてください」と。以上です。役者さんでもホン書いてみたいって人はいるけど、途中にこだわって止まってしまうようだとダメ。小学生に笑われそうな内容でもてにをはや漢字間違っててもいいから、まず最後まで書いて、そこからゆっくり直していく。プロはそりゃ締切ってものがありますけど、賞に出そうとかで書いてらっしゃる方もとにかく最後まで書き上げてください。あと、結末を決めてから書き始める。北海道行こうって決めてあったらそこに向かう道筋はどうとでもできるんです。(池田さん)
・よし!!(大塚さん)
・本もう出したやん!!(池田さん)

 

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最後がどう締まったかはもうあやふやになってしまったのですが(50じゃなくても)、笑いもあり、真面目なお話もありの多分15分~くらい? なんだかさらっと重要なお話を聞かせていただいてしまった、とても濃いひとときでした。

 

 

 

 

 

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