龍が如く0 メインストーリークリア後の雑ゥな感想

実はかなり前に……それこそ4月中にクリアは果たしていたのですが、そのあとこのエントリ用のテキストをがーっと書くだけ書いて止まっておりました。でもまあ、このテキストをがちゃがちゃいじるよりそのままポーンと載せちまえー!! という感じでタイトル通り、雑な感想をあげておこうと思います!!

!! ネタバレありきで感想を書いていきますので、未プレイの方はご注意くださいね !!

 

 

いやー長かった。そして面白かったー!!

 

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龍が如く据え置きほぼ全作プレーヤーとしては、かつて龍が如くの伝統ですらあった「誰かが目立ったら必ず死ぬ『本気!』展開」と、「油断してだらだら話していたら狙撃されてまたしても真相は闇の中展開」をやらないでいてくれて、本当によかった!! 今までパターン化しすぎていて、読みたくないのに展開が読めてしまう傾向がどうしてもあったので……。またかってなるしね。

特に今回は「重要人物が窓際で話し始める」→狙撃、がなかったので本当によかった!! 逆に立花さんが透析受けてる間、いつ狙撃されるか心配で心配でならなかったくらいです。

 

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桐生さんの「どういうことだ?」は、維新のときに「俺は頭も悪くてなんでも人に聞いちまう」みたいな会話があったので、指摘は届いているんだなあとは思っていました。今回はまあ相変わらずといえば相変わらずだったけれど、でも要所要所で使っていたので「ちったあ自分で考えろよ」とはならなかった印象かな。

このへんって「シリーズが長いが故の捉え方」であって、本質的なおもしろさの部分じゃねえだろとは自分でも思っていますが。

 

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しっかし今回バイオレンスでしたね。今まで銃で撃たれて死ぬ人以外、死に至る直接の描写って特にやらなかったと思うのですが……。嶋野さんが人の指を落としたときとか、真島の兄さんの目をやられたときとかも、具体的な「その」シーンは暗転だったわけで……。なので、エスコートバトル失敗で真島の兄さんのアタマをかち割られるシーンやら、メインストーリーのハンマーシーンやらはちょっとキツかったです。

そもそも今回、主人公サイドが追い込みかけられる構図だったのもあり、そして追い込みをかけてきているのが堂島組そのものだったというのもあり、今までの作品よりシナリオ的なバイオレンス度も高かったです。どこか知らないところで事件が起こっているのではなく、自分が当事者だからなあ。そんなわけで、久々にしっかりとしたヤクザゲームだったなあと。

 

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ちなみに制作サイドは「ヤクザを主人公にはしない」そうですが、「はあそうですか」としか……。桐生さんはヤクザだよ……?

ちょっと脱線しますけど、龍が如くプレイヤーで「桐生一馬はヤクザじゃない」って思ってる人いるんですか? この制作のこだわりってはっきりいって無意味だと思うんですけども……。あとこれを徹底させるがために、おかしな設定になっているところもあると思うんですけれども……。

5のときの冴島さんだって、禊のためにムショ入ってるからヤクザじゃないって言われてもねえ。お勤めがすんだら組に戻る前提の人間は、そりゃヤクザだと思うんですが……。

 

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そして若頭補佐の方たちの演技がよくてよくてね、特に阿波野、久瀬!! 5の時には哀川翔さんいいなあーとも思ったので、なんかこのままVシネ見始めちゃいそうで怖いです。どれが面白いんだろう。TSUTAYAでコーナーに足を踏み入れるくらいはしてしまいそう。

おめえに演技の何がわかるってな話ですが、今回久しぶりに「桐生さんの嘆き」のシーンがあり。「あっ黒田さん本当にうまくなった……!!」ってびっくりしてしまいました。元からうまいんだけど、でも「喜怒哀楽」の中の「哀」がとびぬけてうまくない印象があったんです。初代龍をやられた方は、風間の親っさんとのシーンを思い出していただけるとわかっていただけるかもしれない……。

逆に、今回「桐生チャ~ン↑↑↑」系の出番がほとんどなかった真島の兄さんは、シーンによっては淡々としすぎてちょっと浮いちゃったかなあ、という印象。まあゲームのセリフ収録ってキャッチボールできないですからしょうがないっちゃそうなんですけどね。相手がどう出てるかわからない中でやらなきゃいけない演技ですから。多少かみ合わなくてもまあ……。

でもやはり、シーンや話し相手によっては「うーん……」ってな場面は何度かありました。

 

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今回旧作からのプレーヤーとしては人の生き死にがある程度わかっている状況なので、先が読めるとまではいかなくてもハラハラできない部分があったのは確かですよね。

でもそのハラハラが若干かけてしまうというマイナス以上に、10年モノのシリーズだからこそできた前日譚だなあという喜びの方が大きく、しみじみするところがいっぱいありました。

特に、サブストーリーで旧作キャラに触れてくれたのが嬉しかったですねえ。龍司は最初濁される(あきらかに郷田龍司だけれども、明言はされない)かと思ったのですが、はっきりしてくれましたし、大悟も出てきた。あと萩田がいたのも笑いました(このへんはあとでまとめます)。

そのあたりで打ち止めだと思っていたので、シンジが出てきたのには結構驚いたなあ。

 

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こういった前日譚を知ったおかげで厚みが増した部分もあり、今後の展開を知っているが故に切ない部分もあり、あとは今までと解釈が変わってきそうな部分もあり……。

たとえば堂島宗平。後々桐生と錦の幼なじみに手を出そうとして錦に射殺されるわけですけれど、なんというかただのスケベジジイというよりは何らかの意趣返し的な想像をしないでもないですよね。

ラスト近くのムービーで、一線を越えそうになった桐生をあれだけ熱く止めた錦山が、先に一線を越えてしまうのも、どれだけ由美が大事だったのかという話。さらにエンディングで、桐生さんが錦山にすっごく恩を感じているのを見ると、あの初代での身代わりはほとんど必然だったんだなあとも。ただまあ、初代をやったときに感じた印象とはこうなると結構違っては来るのですけれどもね。

初代での錦山はもうほんとヤなヤツだったので、彼らがそう変わっていってしまうのはつらいものがありますが……そう思わせるだけのものを今回作ってもらえたということで、素直にそこは楽しませてもらいました。

 

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しかしやはり気になるのが、桐生さんのやめ癖

ヤクザってそう何度も出入りするもんじゃないでしょうに。よくあの事件の後も堂島組に戻ったよな!! なんか本人は「けじめ」とか言っていましたけど、正直あたまおかしいんじゃないかと……いや堂島組に戻らないとパラドクスが起きてしまうわけですけども!!

なんというか今回の話、堂島組でやらない方がよかったんじゃないかなあ、桐生さんと風間の親っさんの関係はもうわかっているわけですから、桐生さんと堂島組長の関係がもっと深まるような話でもよかったんじゃないかなと……。

 

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今回の話が嫌いな訳じゃないのですが、ああやって(事情があるとは言え)一旦足ぬけしておいて、自分が所属していた組織に牙むいて、そこのシノギと組長の出世を握りつぶしておいて「俺が堂島組に戻るのがケジメ」とかって……戻ってこられても困ると思うんだけど……。

というわけで、今回の話、そこが根底からちょっとまずいんじゃないかなと。あとプレイしていてふと思ったのは、「桐生さんはここでなまじうまくいってしまったから、このあともやめ癖が残ってしまったのかしら」ということでした。

 

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個人的には「裏切り者」「この人が実は」という展開が少なかったのもヨカッタ。それだけに裏切りにちゃんとショックを感じることができましたし、そこに深みがありました。4の時なんかは(制作がユーザーを驚かせたいのかなんなのか)裏切り~裏切り~裏切りの連鎖で、ついには「おいこいつまで本編に関わってくんのかよそんで裏切んのかよもうギャグなんだな?」っていうところまで行ったのでね……。

あとシノギも含めたミスリードの部分、ミスリードでよかった……。

 

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あまり納得がいかなかったのが真島の兄さんの方かなあ。

わたし元々、龍が如くに出てくる女性に対して点が辛めなんですけど(いい女描写がそもそもヘタに思う)、マコトちゃんもやっぱりあまり好きになれませんでしたなあ……。しかもエンディングでもっと好きじゃなくなったというか、嫌いになりかけた!!

なんというか龍って「気の強い女はいい女」っていう考えが制作にあるのか、とにかく後先考えずに強気な対応だけさせますよね。わたしはエンディングで、チンピラに絡まれたからといって相手にビンタをかますマコトちゃんはどうも好きになれなかった……。

 

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失礼な相手だからといってビンタすればいいってもんじゃないでしょ、というか、ビンタして相手を怒らせた後どうするつもりだったの? っていう。あきらかにチンピラ相手に、怯まなければ格好いいって話じゃないでしょ。

だからそういう描写がうすっぺらいんですよ、って制作に対して思うところでもあるし、そもそもマコトちゃんのキャラがブレまくっていると思うのもあるし、だいたいあんな事件があって直後なのに、精神的に安定しすぎでしょうが……。

 

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あと、どうして誰も真島の兄さんについて言及してやらなかったのかな? と。あれだけの時間一緒にいて、なんというか雰囲気とかでも察するところはなかったのか? とも思うし、桐生さんたちが知らなかったのはしょうがないとはいえ、世良さんはどちらについても知っているうえにマコトとも接することができたわけだから、マコトも聞けよと思うし世良さんも教えなよ、と思う。まあ別にあのふたりがくっついてほしかったわけではないんですが、それにしてもね。

といいつつ、真島の兄さんがいつマコトに惚れたのかがまったくわからなかったですので、シナリオで「惚れてるんだろ」といわれてその前提になり始めてから「いやいつよ」って白けてしまって、後半の真島の兄さんのシナリオが全体的に嘘くさく……。

 

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言っちゃなんだけど作り物のお話なんだから、そういう風な展開にするならもっとフラグがたった部分は明らかにするべきじゃないの? どうなんだろ?

で、ラストまでプレイすると、マコトちゃんの目が見えないという設定はただ真島の兄さんと再会させないためだけにつけたご都合かー、という風にさかのぼってしまって、どうにも……やっぱり白けるかな。

ラスト手前の急激な覚醒、かといって何の策もないまま相手のアジトで啖呵切って撃たれて意識不明とか当たり前すぎてむしろ笑えてしまったし、なんだか最後まで「お話のために都合よく用意されたキャラ」以上のものにはなりませんでした。

 

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今回シナリオ的にはだいぶ面白かったしぐいぐい引き込まれたんですけれど、ラスト近くの処理がイマイチなあ、と。終わってみたら、若干冷静になってしまいました。

でも、ゲームのシステム的にはとてもバランスがよく、クリア後ももう少し遊ぼうかなと思えた初の龍なので、そのあたりについてもちょっと触れたいな~とは思います!! 今はプレミアムアドベンチャーで真島の兄さんにコート着せて歩いてる!!

 

 

 

 

 

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