それは電話してまで聞くことなのか、そして今電話することなのか (※昔のサンマガコミックスがひどい話)

先日生まれて実に何回目かの誕生日を優雅に過ごすために銀座でお泊りしてきたのですが、夕飯と軽い飲酒を済ませたくらいの時間に友人から電話が。

おうなんだろう、一応平日だけど緊急かな、と思ってかけなおしたら、

「君のblogを読んだんだが、おいら女蛮とカーチャンの話について書くと言って書いてないじゃないか!!  続きはどこにあるんだ!!」という電話でした。

お、おう。

 

 

もともと、先日の「カーチャンのここが好き」系の話題についてもこの友人からの話だったので、「まああのあたりの話だよー」ということで話をしていたのだけれど、「当時のサンデーコミックスは本当にひどくて、『おいら女蛮』に限らずああいうページ削りは本当に多い」という情報を得ました。

ちなみに今の人にはわからない話題だろうなあと思うので一応書いておきますと、昔はコミックスに収録して販売するというビジネススタイルが確立しておらず、雑誌に載ったらそれでおしまいの本当に一期一会なのがマンガ雑誌というものでした。

……うん、ピンと来ないよね、でもそういう感じだったんですよ!! と言いつつ自分も情報として知っているだけで、ピンとまでは来ない世代ですが。

 

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だからこそ、当時は「コミックスへの再編集化」にそこまで力が入っておらず。そういう時代に適当に出したのを原本にして今でも出し続けているって本当になんなんでしょうねえ……。

というような真面目なオタ会話を、銀座の交差点周辺で繰り広げておりました。

どこにいった、優雅。

 

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ちなみに「マガジンはもっとひどかった」というのでそのまま話を聞いてみましたところ、

「当時の雑誌広告などが入っていたスペースに、同じマンガのまったくつながらないコマを切り張りして持ってきている。」とのこと。

具体例としては、「たとえば『1・2の三四郎』で、どう見ても三四郎たちが運ばれているだろう救急車のシーンのあとに、その三四郎たちが笑っているコマがいきなり挿入されている。なので、自分が誤読して、これは三四郎たちではなく相手の外人レスラーが運ばれたのだろうか、と思って続きを読むと、やっぱり三四郎たちが入院している。」という……。

あっそれひでーな!!

 

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こういう流れで、例えば『クイーン・エメラルダス』なんかでも、シリアスなシーンに急に関係ない普段の間抜けなコマが挟まったりとかしていて台無しだ、という話を聞いたり、いや、それでも『デビルマン』は連載当時、最後のページの1/4が次回予告だったから今コミックスになっているのは全部その1/4にどこかのコマをあてているんだが、さすがに違和感がないな、いやあるな!!  ほかのページのコマを持ってきているから背景の斜線がうまくつながっていなかったり、急に太ったりしているぞ!! という話を、同じく銀座の交差点あたりでずっと聞いていました。寒い!! おもしろいけど、寒い!!

 

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正直この友人はこういう話の宝庫で、この人がblogやったりするほうがずっと興味深い話になりそうだと思うのだけれど、自分の方からはなかなか出さないんですよね。こちらが勘違いしていたり当時を知らなかったりすると、そこでスイッチが入ってたくさん喋ってくれるのですけれど……。

とにかく「昔のサンデーコミックスは、コミックスのページに合わせるために、結構ムチャなページ落とし(雑誌掲載時からの削減)をやっている」&「昔のマガジンコミックスは、雑誌掲載時に広告などがあった下1/4のスペースに、本当に適当なコマを切り張りしている」という情報を、当時コミックスが出るまで掲載誌を捨てずに見比べていた、本物のマニア少年からいただきました。

非常におもしろかったし興味深かったですが、今日くらいは、ウソでも優雅でいたかったな、とも思いましたとさ!!

 

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<おまけの閑話>
しかしこの友人がおそらく本気で一番怒っているのは『マカロニほうれん荘』だと思います。未収録の多さもそうなんですが、コミックスに収録する際に、当時のカラーや2色のページの色を飛ばして疑似的に白黒にしているために、線が掠れていたり、画面がスカスカになってしまっているのが多数ある、ということで。

途中で何回か復刻されたものも、妙に差別表現に対して過剰になっていて、無駄に修正されていたりするので、これはわたしもいつか、完全復刻版みたいなものを拝みたく思っています。

 

 

 

 

 

 

 

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